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神山 幸宏
元カラオケ店店長
9年間、カラオケ店の店長として、12時間勤務・月6日休みという環境で働いていました。やりがいはありましたが、心の中では「この働き方、いつまで続けられるんだろう?」と、常に不安がよぎっていました。

きっかけは、同僚の転職でした。「店長以外の道なんてない」と思い込んでいた私にとって、それは衝撃的な出来事でした。

不安だらけで登録した転職エージェントで、私は目から鱗が落ちる経験をします。面談で「あなたのクレーム対応経験は、立派な『交渉力』ですよ」と言われたのです。

それまで「雑用」だと思っていた数々の経験が、実は市場で通用する「スキル」なのだと確信した瞬間、私の転職活動は大きく変わりました。

現在は、食品スーパーの本社で運営サポートとして働き、土日休みの穏やかな毎日を送っています。

特別な才能があったわけではありません。ただ、店長経験という“宝の山”の価値に気づけただけです。

このブログでは、かつての私と同じように悩むあなたが、自信を持って次のステップへ進めるよう、私の全ての経験を共有します。一緒に、新しい働き方を見つけましょう。

店長の職務経歴書テンプレ3選|SV・事務・CSに“翻訳”して通す【実例と書き方】

当ページのリンクには広告が含まれています。

「飲食店(または小売)の店長を10年やってきました」

「スタッフの採用や、シフト管理、売上管理を頑張ってきました」

もし、あなたの職務経歴書が、この「業務内容の羅列」で終わっているなら。

残念ながら、その書類は異業種の人事担当者には“響いて”いません。

なぜなら、採用担当者が知りたいのは、あなたが「何をしてきたか(業務)」ではなく、あなたが「何ができ、どう貢献できるか(スキルと成果)」だからです。

この記事では、独学での転職に失敗した私が、のプロに伴走してもらい、実際に書類選考を通過できるようになった「店長専用の職務経歴書テンプレート3選」を、実例と書き方付きで惜しみなく公開します。

あなたの「10年間の現場経験」を、採用担当者が「ぜひ会いたい」と唸る「市場価値」に変換する全技術がここにあります。

独学での『業務→スキル翻訳』は負荷が大きいです。私は次の2社と並走し、書類品質を底上げして通過率を改善しました。

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目次

第1章:なぜ店長の職務経歴書は「翻訳ミス」で落ちやすいのか?

要点:「業務の羅列」は「スキル」ではない。採用担当者の“言語”に翻訳が必要です。

かつての私もそうでした。

「店長」という肩書に安心し、自分の経験を「翻訳」せずに提出していました。

この「翻訳ミス」が、書類選考で多くが落ちやすい構造を生んでいます。

〔NG〕スタッフのシフト管理

〔OK〕→ 人件費(コスト)の最適化とリソース配分

〔NG〕アルバイトの採用・教育

〔OK〕→ 人材採用スキルと組織の標準化(マニュアル作成)

〔NG〕クレーム対応

〔OK〕→ リスクマネジメント能力と顧客ロイヤリティの構築

〔NG〕売上管理

〔OK〕→ 課題発見力とKPI管理・実行能力

[書類が「業務の羅列」から「スキルの翻訳」に変わるイメージ]

この「翻訳作業」こそが、職務経歴書の核(コア)です。

しかし、激務の合間に、自分一人で、しかも「異業種の人事」に伝わる言葉に翻訳するのは、ほぼ不可能です。

だからこそ、この「翻訳」のプロである転職エージェント(特にdodaの手厚い添削)の力を借りる必要があります。

彼らは「企業がどの言葉に反応するか」を知り尽くしています。

【第1章のまとめ】

  • 店長の経験は「宝の山」だが、そのままでは「石ころ」にしか見えない。
  • 「業務」を「スキル」に“翻訳”することが、書類通過の絶対条件。
  • この「翻訳」こそ、エージェントが最も得意とする作業である。

まずは見える選択肢を増やします。非公開含む母集団の把握から始めてください。

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第2章:【テンプレ1】同業種キャリアアップ(→SV・エリアマネージャー)

要点:重視されるのは「数字(実績)」と「再現性(仕組み化)」。

まずは、店長からSV(スーパーバイザー)やエリアマネージャーなど、同業種でキャリアアップを目指すためのテンプレートです。

ここでは「私は優秀なプレイヤーです」ではなく、「私は“勝てる店長”を育てられます」という視点が重要です。

■ テンプレート構成と実例

1. 職務要約(約100〜120字)

(実例)

株式会社〇〇にて、飲食店店長として10年間、店舗運営全般に従事。特に「売上改善の仕組み化」と「新人教育」に強みを持ち、担当店舗の売上を2年間で130%成長させた実績があります。現在はそのノウハウを活かし、エリアの新人店長教育も兼任しております。

2. 職務経歴(時系列)

(実例)

株式会社〇〇(2015年4月〜現在)

事業内容:カフェチェーンの運営(全国200店舗)

資本金:XX円 / 売上高:XX円 / 従業員数:XX名

  • 2019年4月〜現在:〇〇店 店長(正社員X名、アルバイトX名)
    • 業務内容: 店舗運営全般(売上・コスト管理、人材採用・育成、シフト管理、プロモーション企画 等)
    • 【主要実績①】売上高130%達成(2022年→2024年)
      • 課題: 近隣競合の出店によるランチ帯の客数減少。
      • 施策: ABC分析に基づきフードメニューを30%削減し、高利益率のドリンクセットを開発。また、デリバリー(UberEats)導入を本部に提案し、オペレーションを構築。
      • 結果: デリバリー売上が月間50万円を突破し、店舗売上130%(エリア1位)を達成。
    • 【主要実績②】新人離職率の50%改善(3ヶ月以内離職率40%→20%)
      • 課題: 新人スタッフの定着率の低さ(3ヶ月以内離職率40%)。
      • 施策: 従来のOJTを廃止し、「動画マニュアル」と「メンター制度(新人1名に先輩1名)」を導入。(新人スタッフ30名を対象とし、半期で運用を徹底)
      • 結果: 新人の習熟速度が2倍になり、離職率が20%まで改善。この仕組みは現在、全社標準として採用。

3. 自己PR

(実例)

私の強みは「課題を発見し、仕組みで解決する力」です。現職では、一店舗の成功事例に留まらず、そのノウハウを「マニュアル化」「標準化」することで、他店舗でも再現可能な形にしてきました。

貴社(御社)においても、この「店舗の課題を“仕組み”で解決する力」を活かし、エリア全体の売上と組織力の底上げに貢献できると確信しております。

【このテンプレのポイント】

  • **「課題→施策→結果」**のフレームワークで実績を具体的に書く。
  • **「仕組み化」「標準化」「再現性」**という、SV/マネージャー職で求められるキーワードを散りばめる。
  • このタイプのキャリアアップ求人は、リクルートエージェントが「一般公開されにくい求人」として取り扱いが豊富です。

【第2章のまとめ】

  • 同業種キャリアアップは「仕組み化」「再現性」がキーワード。
  • 「課題→施策→結果」の型で、数値実績を明確に示す。
  • この領域は、リクルートエージェントの非公開求人に多く含まれる傾向がある。

“業務→スキル”の翻訳で詰まったらここが最短です。

※本記事にはプロモーションを含みます。成果には個人差があります。

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第3章:【テンプレ2】異業種キャリアチェンジ(→管理・事務・CS職)

要点:重視されるのは「ポータブルスキル」。キャリア式(職能別)で“翻訳”します。

40代の店長が異業種(例:IT、メーカー、人材)の事務職、人事、カスタマーサクセス(CS)を目指す、最も難易度の高いパターンです。

ここでは「売上」の実績よりも、**「どんな業務もこなせる汎用性の高さ」**をアピールします。

**「クロノロジカル(時系列)」ではなく、「キャリア式(職能別)」**のテンプレートを使います。

■ テンプレート構成と実例

1. 職務要約(約100〜120字)

(実例)

「採用・労務、数値管理、顧客対応を横断し50名体制を標準化。仕組み化と折衝を人事またはCSで即投入可能。」

2. 活かせる経験・スキル(職能別)

※ ここがメインです。時系列の経歴は最後に小さくまとめます。

  • 【1】人材採用・育成・労務管理スキル
    • 年間約50名以上のアルバイト・パートスタッフの採用面接、入社手続き、研修を単独で実施。
    • 「動画マニュアル」と「OJTチェックシート」を導入し、新人教育プロセスを標準化。結果、新人離職率を20%改善(2021年比)。
    • 月間150時間分のシフト作成(50名体制)を通じ、人件費率を予実差異±1%以内で管理。
    • → 貴社の「人事・採用アシスタント」業務や「労務管理」に貢献できます。
  • 【2】コスト管理・数値分析スキル
    • 店舗のP/L(損益計算書)を月次でレビュー(担当2拠点分)。食材原価、人件費、水道光熱費の管理を担当。
    • ABC分析による発注精度の向上と、廃棄ロス率の改善(前年比3%減、月間約5万円のコスト削減)を実現。(※店舗月商に対し、廃棄ロス率の低減分から概算)
    • → 貴社の「管理部門」や「営業事務」における数値管理・分析業務に貢献できます。
  • 【3】顧客対応・リスク管理スキル
    • 月間20件以上の顧客クレーム対応(対面・電話)を一次窓口として完結。(内訳:接客態度関連 50%, 商品不備 30%, その他 20%
    • クレーム内容を分析し、「再発防止マニュアル」を作成・全スタッフに共有。結果、同種クレームの発生率を80%削減(翌四半期には月間4件まで減少)。
    • → 貴社の「カスタマーサクセス」や「品質管理」部門での折衝・課題解決に貢献できます。

3. 職務経歴(概要のみ)

株式会社〇〇(2015年4月〜現在)

・2015年4月〜2019年3月:〇〇店 副店長

・2019年4月〜現在:〇〇店 店長

(※詳細は上記の「活かせる経験・スキル」に記載)

【このテンプレのポイント】

  • **実績(売上)ではなく、スキル(業務プロセス)**を前面に押し出す。
  • **「→ 貴社の〇〇職に貢献できます」**という一文で、異業種との「接点」を明示する。
  • この「キャリア式」の書類は、独学で提出してもこのままだと通りにくいです。
  • 「なぜ、店長経験者が人事(CS)で活躍できるのか」という“推薦状”を書いてくれるエージェント(特にdodaの手厚いサポート)の活用を推奨します。

【第3章のまとめ】

  • 異業種転職は「キャリア式(職能別)」で、ポータブルスキルをアピール。
  • 「採用・労務」「コスト管理」「顧客対応」は鉄板の強み。
  • この「翻訳」作業こそ、dodaの無料添削が最も活きる領域。

※本記事にはプロモーションを含みます。成果には個人差があります。

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第4章:【テンプレ3】異業種・同職種(→物流・小売・サービス業の店長)

要点:重視されるのは「業界問わず結果を出せる“管理能力”」。P/Lや人時生産性で語ります。

「飲食はもう嫌だ。でも、マネジメント経験は活かしたい」

そんな、物流、アパレル、携帯ショップ、介護施設長など、他業界の「管理職(店長・拠点長)」を目指すパターンです。

テンプレ1(同業種)とテンプレ2(異業種)の「中間」的な構成になります。

■ テンプレート構成と実例

1. 職務要約(約100〜120字)

(実例)

飲食業界で10年間、店舗マネジメントに従事。業種・商材を問わず再現可能な**「P/L(損益計算書)管理能力」と「50名規模の組織マネジメント経験」**が強みです。業界の常識に捉われない課題解決力を、貴社の〇〇(例:物流センター)の運営効率化で発揮したいと考えております。

2. 職務経歴(時系列)

※ テンプレ1と同じ構成ですが、「実績」の書き方を「ポータブル(持ち出し可能)」にします。

  • 【主要実績①】P/L管理による利益率の2%改善
    • 課題: 売上は好調だが、原材料費と人件費の高騰により営業利益が圧迫されていた。
    • 施策: 1時間単位での「人時売上高(※)」を算出し、アイドルタイム(売上が低い時間帯)を特定この分析結果に基づき、当該時間帯の人員配置を見直し(2名→1名)、レジ締め業務を前倒しするなどオペレーションを変更し、非効率な時間帯のシフトを5%削減。
    • 結果: 売上を維持したまま人件費率・原価率を適正化し、営業利益率を2%改善。
    • ※人時売上高:スタッフ1名が1時間で生み出す売上。業種問わず使える生産性指標です。
  • 【主要実績②】50名規模の組織マネジメント
    • 正社員、アルバイト、派遣社員など、多様な雇用形態のスタッフ50名が在籍する店舗のマネジメントを完遂。
    • 雇用形態や国籍(外国人スタッフ10名在籍)の垣根なく評価される「360度評価制度」を店舗独自に導入し、チームの結束力を向上。
    • → 貴社の「〇〇センター」や「大型店舗」における多様な人材のマネジメントにも応用可能です。

3. 自己PR

(実例)

飲食業界で培った「数値管理能力」と「多様な人材をまとめる組織力」は、業界・商材を問わず活用できるポータブルスキルであると自負しております。

特に、限られたリソース(人・モノ・金)の中で最大のアウトプットを出す「生産性管理」の経験は、〇〇業界(例:物流業界)の効率化が求められる現場でこそ活かせると確信しております。

【このテンプレのポイント】

  • 「飲食用語(例:FLコスト)」を避け、「P/L」「人時売上高」「生産性」など、**どの業界でも通じる「ビジネス用語」**を使う。
  • 「50名規模」「外国人10名」など、マネジメントの「量」と「多様性」をアピールする。
  • こうした「業界またぎ」の求人は、全業界の取り扱いが豊富リクルートエージェントが最も得意とする分野です。

【第4章のまとめ】

  • 業界をまたぐ転職は「P/L」「生産性」など共通言語で語る。
  • マネジメントの「規模」と「多様性」をアピールする。
  • 全業界を網羅するリクルートエージェントが、このパターンの求人を多く保有する傾向がある。

※本記事にはプロモーションを含みます。成果には個人差があります。

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結論:テンプレは「武器」だが、プロの「磨き」がなければ通らない

要点:テンプレ(型)に、プロの「翻訳(魂)」を加えて初めて「通過する書類」が完成します。

ここまで3つの「通る」テンプレートと実例を紹介しました。

しかし、厳しい現実として、これらのテンプレートをそのままコピー&ペーストして提出しても、そのままでは効果は限定的でしょう。

なぜなら、これはあくまで「型(かた)」であり、あなたの「魂(具体的なエピソード)」が入っていないからです。

そして、その「魂」を、採用担当者に響く形に磨き上げてくれるのが、のプロです。

  • 「このエピソードは、もっとこう言い換えられますよ」
  • 「その実績なら、A社よりB社の方が高く評価してくれます」

この「プロの視点」が加わって、初めて職務経歴書は「通過する武器」になります。

この記事を書いた人

元・飲食エリアマネージャー(41歳)。独学転職に失敗(2024年Q1・3ヶ月で30社応募も全滅)後、エージェント活用に切り替え。doda添削後に応募した10社中3社が書類通過(両社計4回の面談を経て)、最終的にリクルートエージェント経由でIT業界(CS職)へ年収維持転職を成功。その実体験に基づき解説。

広告(プロモーション)を含みますが、実体験に基づき、本気でおすすめしたい2社に絞って紹介します。

実務上は、求人の母集団確保(リクルート)と書類品質の向上(doda)を同時に進めるのが最も再現性が高いです。

どちらか1社ではなく、必ず2社登録して「良いとこ取り」をしてください。

最短で打席数を増やすならリクルートエージェント、通過率を底上げするならdoda。両方同時が最適解です。

※本記事にはプロモーションを含みます。成果には個人差があります。

【第1位】doda(「書類添削」と「翻訳力」の神)

特徴: 「書く」ことへのサポートが圧倒的に手厚い。あなたの経験を、プロが「刺さる言葉」に徹底的に翻訳してくれます。

戦略: まずdodaに登録し、テンプレ2・3のような「キャリア式の書類」をプロと共同作成する。これを「最強の原本」とします。

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【第2位】リクルートエージェント(「求人数」と「キャリアアップ」の王様)

特徴: 求人数がNo.1。特にテンプレ1のような「SV/マネージャー職」の取り扱いが豊富。

戦略: dodaで作った「最強の原本」を元に、リクルートが持つ膨大な求人(特に非公開求人)に「数打って当てる」戦略を取る。

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