朝、泥のように重い体を起こして、また店に向かう。 電車の中では、昨日の売上報告のLINEを打ちながら、頭の片隅で「辞めたい」と呟く。
でも、その次に浮かぶのは「時間がない」という言葉じゃないですか?
「家に帰ったら寝るだけ。履歴書なんて書く時間がない」 「休みの日は泥のように眠りたい。求人を探す気力なんてない」
痛いほど分かります。私もそうでした。 週6日勤務、残業月80時間超え。飲食店の店長をやっていた頃の私は、転職活動なんて夢のまた夢だと思っていました。
でも、断言します。 「時間ができたらやろう」と思っている限り、一生その場所からは抜け出せません。 なぜなら、ブラック企業はあなたに「考える時間」を与えないように、わざと激務にしているからです。
私がその地獄から脱出できたのは、パソコンに向かうのを諦めたからです。 その代わり、「通勤電車の15分」と「スマホ」だけを使いました。
この記事は、時間のないあなたが、今の生活リズムを一切変えずにホワイト企業への切符を掴むための「スマホ活用ロードマップ」です。 机に向かう必要はありません。今、この画面を見ているそのスマホだけで完結させます。
序章:なぜ「スマホ」だけで転職できるのか
転職活動には「求人検索」「書類作成」「面接日程調整」など、膨大な作業が必要です。 これを全部自分でやろうとするから、私たちは挫折します。
スマホ転職の極意は、「作業をすべて他人に丸投げすること」です。
- 求人探し → エージェントに丸投げ
- 日程調整 → エージェントに丸投げ
- 自分の価値判断 → アプリに丸投げ
あなたがやるべきなのは、電車の中でスマホをポチポチとタップして「イエス・ノー」を判断するだけ。 これなら、どんなに激務でも可能です。
では、具体的なステップを解説します。明日からの通勤時間で、これだけやってください。
STEP0:【5分】まずは「自分の値段」を知って、闘争心に火をつける
転職活動を始める前に、一番の敵となるのが「どうせ俺なんて…」という低い自己肯定感です。 店長として毎日怒られ、数字に追われていると、「自分には価値がない」と思い込まされてしまいます。これでは動く気力が湧きません。
だから最初に、5分だけ使って「自分の値段(市場価値)」を見てください。 使うのは、転職アプリのミイダス
です。
これは職務経歴書を書く必要がありません。スマホでいくつかの質問にタップして答えるだけで、あなたの「適正年収」を算出してくれます。
私も最初は「どうせ年収300万とかだろ」と思っていました。 しかし、バスの中でポチポチ入力して出た結果は「適正年収:580万円」。
「え? 俺ってそんなに価値あるの?」
この瞬間、諦めかけていた心に火がつきました。「今の会社がおかしいんだ」と気づくだけで、人間は動けるようになります。 まずはこのアプリで自信を取り戻してください。これが転職活動の燃料になります。
[ミイダス
で市場価値診断を受ける]
STEP1:【10分】「探す」のをやめて「届く」仕組みを作る
自信がついたら、次は「求人を探す手間」をゼロにします。 忙しい店長が、何万件もの求人サイトをスクロールしていたら日が暮れます。
使うのは、前回も紹介したリクルートエージェント
とdoda
です。 この2つに登録して、担当者にこう伝えてください(備考欄や初回メールでOKです)。
「激務のため、アプリで何万件も検索する時間がありません。 自動送信メールはいらないので、私の条件(土日休み・年収維持)に合うものだけを担当者さんが厳選して、メールやアプリ通知で送ってください」
これで完了です。 あとは、あなたは「待つ」だけ。 毎朝、向こうが厳選した求人がスマホに届きます。あなたはそれを通勤電車の中で眺め、「興味あり」「興味なし」のボタンを押すだけです。
リクルートエージェント :求人数が圧倒的なので、毎日大量の「カード」が配られます。
- doda
:アプリが使いやすく、LINE感覚で担当者とやり取りできます。
両方登録しても10分で終わります。この10分が、あなたの睡眠時間を守ります。
STEP2:【15分】通勤時間の「ルーティン」にする
仕組みができたら、あとは毎日のルーティンにするだけです。 私が実際にやっていた、脳みそを使わないスケジュールを公開します。
【行き】朝の通勤電車(7分)
やることは「ゴミ箱に入れる」作業だけです。
- メールを開く リクルートやdodaから届いた新着求人をざっと見ます。
- 条件だけ見る 「給料」「休日」「勤務地」。この3点だけ見てください。
- 仕分ける 条件に合わなければ即削除。少しでも気になったら「お気に入り」ボタンを押す。
文章は読まなくていいです。直感で「ナシ」なものを捨てるだけでOKです。
【昼】休憩時間(0分)
何もしないでください。 店長の休憩は貴重です。ご飯を食べて、少しでも目を閉じて休んでください。ここで無理をすると続きません。スマホを見るのはトイレの1分だけで十分です。
【帰り】夜の通勤電車(8分)
やることは「ボタンを押す」作業だけです。
- 「お気に入り」を見返す 朝キープしておいた求人を、もう一度見ます。
- アクションする 「やっぱりこれ良さそうだな」と思ったら、アプリ上の「応募する」ボタンを押すか、担当者に「これ詳しく聞きたい」と一言送ります。
リクナビNEXT を見る
リクナビNEXT を開き、個別のオファー(スカウト)が来ていないか見ます。来ていなければ、今日はもうスマホを閉じてください。
家に帰ったら、一切転職のことは考えずに寝てください。 この「1日15分」の積み重ねだけで、1ヶ月後には「応募済み企業」が10社を超え、面接の予定が入り始めます。
STEP3:【難関】面接は「Web」と「夜間」で乗り切る
「応募まではできても、面接に行く時間がないんだよ!」 そう思いますよね。私もそうでした。シフトはカツカツ、日中に抜けるなんて不可能。
ここでも、エージェントという「代理人」を使い倒します。
1. 「Web面接」を一択にする
今はほとんどの企業がZoomなどのWeb面接に対応しています。 「現職が多忙のため、Web面接でお願いします」と言えば、まともな企業なら100%応じてくれます。 これなら、休憩時間に店の裏や、近くのカラオケボックス、車の中で面接が受けられます。私はよく、制服の上にジャケットだけ羽織って、休憩室の隅でスマホで面接を受けていました。
2. 「夜間・土日」を交渉させる
エージェントの担当者にこう言ってください。 「平日の日中は不可能です。面接は20時以降、または土日の午前中で調整してください」
自分からは言いづらいですが、エージェント経由なら強気に交渉できます。 これに応じてくれる企業は、柔軟性のあるホワイト企業である可能性が高いです。
まとめ:思考停止する前に、指先だけ動かせ
ブラック企業に長くいると、思考力が奪われます。 「辞めたい」とは思っても、「どうやって?」と考えるエネルギーが残っていない。 だから、「今は忙しいから、落ち着いたらやろう」と自分に言い訳をして、問題を先送りにしてしまう。
でも、気づいているはずです。 「落ち着く日」なんて、永遠に来ないことを。
私が転職先から内定をもらった夜のことを、今でも覚えています。 金曜日の夜23時。 いつもなら「明日は土曜だから早起きしなきゃ」とアラームをセットする時間です。 でも、その日はスマホのアラームを全部オフにしました。
「明日は休みだ。誰からも電話は来ない。昼まで寝てていいんだ」
その瞬間の、体の力が抜けていくような感覚。あれを味わってほしいんです。 そのためには、今、指先だけ動かしてください。
リクルートエージェント ・doda
に登録して、「あとよろしく」と求人探しを丸投げする。
リクナビNEXT で、寝ている間にスカウトを溜める。
これだけなら、今のボロボロの状態でもできませんか? 今日、帰りの電車でアプリを入れる。それだけで、あなたは「脱出レール」に乗ることができます。
激務店長のための「スマホ転職」3種の神器
1. 求人検索を丸投げする(圧倒的求人数) リクルートエージェント
に登録する
2. アプリでサクサク進める(LINE感覚で連絡)doda
に登録する
3. 寝ている間にオファーを待つ(放置型) リクナビNEXT
に登録する


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