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【元】ゾンビ店長
9年間、ゾンビのように12時間労働を続けていました。 考えることをやめ、ただ働くだけの毎日――。かつては、そんなカラオケ店の店長でした。

転機は、同僚がサクッと転職して、普通に土日休みの会社へ行ったこと。 「え、そんな選択肢あるの?」と衝撃を受け、思い切って転職エージェントに登録しました。

最初は不安だらけ。でも、面談で「クレーム対応は交渉力」「シフト管理はリソース最適化」という視点を教わりました。実際に面接でその経験を話すと、面接官が「それは素晴らしいスキルですね」と評価してくれ、本当の内定につながったのです。自分の経験は「雑用」ではなく、市場で通用するスキルなのだと確信した瞬間でした。

そして現在――
食品スーパーの本社で「運営サポート」として転職。現場の課題を解決する仕組みづくりや、新人店長向けの教育プログラムの設計を担当しています。

月曜・金曜は在宅勤務、土日祝日は完全休み。 かつての自分が想像もしなかった働き方で、キャリアと人生の選択肢を取り戻しました。今では、かつて苦労した「人材育成」が楽しさに変わり、次のキャリアステップを考えています。

かつての私のように「もうここから抜け出せない」とゾンビのように思考停止しているあなたへ。 ここから、一緒に“人間らしい働き方”を取り戻しましょう。

転職エージェント初回面談|成功に導く準備と質問リスト10選

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転職エージェントとの初めての面談。当時、サービス業の店長だった私は、ただうなずくことしかできませんでした。

担当者の方が私の経歴書を見て、にこやかに言います。 「なるほど、素晴らしいご経験ですね。いくつか合いそうな求人をご紹介しますね」

出された求人票は、どれもピンとこないものばかり。 それでも「ありがとうございます」と頭を下げるのが精一杯。

結局、何一つ自分の希望を伝えられないまま面談は終わり、帰り道に「自分は社会で通用しないのかもしれない」と、本気で落ち込みました。

しかし、この失敗こそが、私の転職を成功させる最大のきっかけになったのです。

面談は「お医者さん」ではありません。黙っていても、相手がすべてを察して解決してくれるわけではない。こちらが「自分の状態」を正しく伝え、一緒に「治療法」を探していく場なのだと、痛感しました。

この記事では、かつての私のように自信を失いかけているあなたが、エージェントとの面談で自分のペースを取り戻し、対等なパートナーとして転職活動を進めるための具体的な方法を、私の失敗談を交えながら丁寧にお伝えします。

目次

転職エージェント初回面談前の準備3つ

なぜ、あの面談で私はうなずくことしかできなかったのか。

帰り道に落ち込みながら考え、一つの結論にたどり着きました。 それは、私が面談を「受け身」で考えていた、ということです。何か聞かれたら答えよう、と。

でも、それではダメだったのです。 自分のことを一番分かっているのは、自分自身。だからこそ、こちらから「自分のこと」を正しく伝えにいく準備が必要だったのだと、今なら分かります。

この苦い経験から学んだ、「もう二度と面談で流されない」ために最低限必要だった3つの準備をお伝えします。これを意識するだけで、きっと次の面談は、もっと落ち着いて話せるはずです。

準備
キャリアの棚卸しと「自分の言葉」の用意

職務経歴書にある「売上改善」「マネジメント経験」を、ただの言葉で終わらせず、自分の言葉で2〜3分語れるようにしましょう。

準備
「譲れない条件」と「妥協できる条件」の線引き

「年収は高い方がいい」ではなく、「年収◯万円以上は必須」のように具体的な数字を設定。これだけで紹介の精度が上がります。

準備
職務経歴書は「叩き台」でOK

完璧を目指す必要はありません。「叩き台ですが、プロの視点でアドバイスをください」というスタンスが、逆に相手の協力を引き出します。

初回面談で聞くべき質問リスト10選

心の準備が少しできたら、次は「伝える」番です。

最初の面談で私が失敗したのは、相手の質問に「答える」ことしか頭になかったからです。でも、本当に大切なのは、こちらから質問することで「自分のことを知ってもらう」ことでした。

面談を、あなたのことを深く知ってもらうための「対話の場」に変える、10個の質問を紹介します。

担当者との信頼関係を築く質問【4選】

まずは、担当者があなたの転職を安心して任せられる「頼れるパートナー」かどうか、一緒に知っていくための質問です。お互いの理解を深めることで、より良いサポートを引き出すことができます。

質問
この職種の支援実績は何名ほどありますか?

この質問で、担当者がどれだけ経験を積んできたかを知ることができます。具体的な数字で答えてくれると、より安心できますね。

質問
私の経歴で紹介できる企業はどれくらいありますか?

→あなたの経歴を元に、どんな可能性を考えてくれるかが分かります。

質問
この業界の今後の動向はどう思いますか?

長期的な視点で、あなたのキャリアを一緒に考えてくれるかどうかが伝わってきます。

質問
特に力を入れているサポートなどがあれば、ぜひ教えていただけますか?

「違い」ではなく「強み」と聞くことで、ポジティブな側面を引き出す。

自分との相性を確認する質問【3選】

どんなに実力があっても、担当者との相性が良くなければ、本音で相談するのは難しいものです。あなたが安心して二人三脚で走っていけるパートナーかどうか、相互理解を深めるための質問です。

質問
私の転職で一番の課題を教えていただけますか?

プロの視点から、自分では気づけない弱みや課題を教えてもらうための質問です。真摯な答えが返ってくるなら、信頼できるサインかもしれません。

質問
今後の連絡はどの手段・時間帯がご都合いいですか?

こちらの都合ばかりでなく、担当者の方の働きやすいペースも尊重したい、という姿勢を示すための質問です。

質問
内定が出た後のフォローについて、どのような形でサポートいただけるのか、流れを教えていただけますか?

これは手続きの確認という形で、相手のサポート体制や価値観を自然に知るための質問です。丁寧な説明があれば、安心して任せられる可能性が高いです。

より良い求人を紹介してもらうための質問【3選】

あなたの希望をより深く理解してもらい、二人で「理想の求人像」を共有するための質問です。

質問
店長経験の中で、他の業界でも通用しそうなスキルや経験は、何かあると思われますか?

自分では価値がないと思っている経験の中に、プロの視点から見ると「武器」になるものがないか、アドバイスをいただくための質問です。

質問
経歴でプラス評価・懸念点はどこでしょうか?

担当者の方が、私のどこを評価して企業に推薦してくれるのかを知ることで、安心して選考に進めます。

質問
私の希望条件は、客観的に見て、今の転職市場では現実的なものでしょうか?

自分の希望が的外れでないか、プロの視点から率直な意見を聞かせてもらうための質問です。これにより、より現実的な転職活動ができます。

もし「あれ?」と感じたら。担当者さんとの関係で考えたいこと

私も一度、やたらと応募を急かす担当者に当たってしまい、危うく自分のペースを失うところでした。自分のキャリアを守るためにも、もし面談中に少しでも違和感を覚えたら、自分の気持ちを大切にしてください。

なんだか、すごく急かされている気がする…

そのままだと…
自分のペースで考えられず、納得のいかないまま応募してしまうかもしれません。

こんな風に伝えてみては?
「ありがとうございます。大切なことなので、一度持ち帰ってゆっくり考えさせてください」と、丁寧にお願いしてみましょう。

希望した条件と違う求人ばかり紹介される…

そのままだと…
話を聞いてもらえていないと感じ、信頼関係が築けず、的外れな提案が続いてしまいます。

こんな風に伝えてみては?
「私の希望は〇〇なので、もしそういった求人があれば、ぜひご紹介いただけると嬉しいです」と、改めて柔らかくお願いしてみましょう。

経歴や人柄について、否定的なことばかり言われる…

そのままだと…
自信を失い、正常な判断ができなくなってしまうかもしれません。

こんな風に伝えてみては?
反論する必要はありません。静かに話を聞き、その日は「ありがとうございました」と丁寧にお礼を伝えて、次の面談はお断りするのが賢明です。

連絡のペースが合わない…

そのままだと…
こちらの都合を考えてもらえず、重要な局面でストレスを感じてしまう可能性があります。

こんな風に伝えてみては?
「お忙しいところ恐縮ですが、ご連絡は〇曜日の〇時以降にメールでお願いできますでしょうか」と、謙虚にお願いしてみましょう。

業界や職種にあまり詳しくなさそう…

そのままだと…
浅い情報しか得られず、あなたのキャリアを安心して任せるのは難しいかもしれません。

こんな風に伝えてみては?
もし不安が拭えないなら、無理に関係を続ける必要はありません。別のエージェントを探すのも、大切な選択肢の一つです。

まとめ:良いパートナーと、納得のいく転職を

転職エージェントとの面談は、「一方的に評価される場」ではなく、「お互いを理解する場」です。あなたが安心して対話を進めるために、大切なのは以下の3つです。

  1. 面談の前に、自分のことを伝えるための準備をしておく
  2. 対話を深めるための10の質問を、お守りのように持っていく
  3. 少しでも違和感を覚えたら、自分の気持ちを大切にする

エージェントは、あなたのキャリアを応援してくれるパートナーです。「使ってやる」のではなく「力を貸してもらう」。その意識を持つだけで、きっと良い関係が築けるはずです。

登録はゴールではなく、あなたの逆転転職の“スタートライン”です。この記事で紹介したことが、少しでもあなたの安心材料になれば幸いです。最高の一歩を踏み出すあなたを、応援しています。

転職エージェント初回面談の気になるQ&A

転職エージェントとの初回面談、服装はどうする?

指定がなければ、オフィスカジュアルで問題ありません。大切なのは清潔感です。もし不安なら、担当者に「服装はスーツの方がよろしいでしょうか?」と事前に確認すると丁寧な印象を与えられます。

転職エージェントの初回面談、時間はどのくらい?

指定がなければ、オフィスカジュアルで問題ありません。大切なのは清潔感です。もし不安なら、担当者に「服装はスーツの方がよろしいでしょうか?」と事前に確認すると丁寧な印象を与えられます。

初回面談に職務経歴書は必要?完成度は?

いいえ、完璧である必要はありません。むしろ「叩き台」として持参し、「プロの視点からアドバイスが欲しい」と伝える方が、協力を引き出しやすくなります。

面談時の持ち物は何が必要?

「職務経歴書」「履歴書」「筆記用具」の3点は最低限用意しましょう。加えて、質問したいことをまとめたメモ帳や、企業の資料を入れるためのクリアファイルがあると便利です。

オンライン(Zoomなど)面談で気をつけることは?

背景は白壁やバーチャル背景を使い、生活感が出ないようにしましょう。また、イヤホンを使うと音声がクリアに聞こえ、スムーズな会話ができます。カメラの角度は、少し上から見下ろすくらいが自然な印象になります。

面談内容を録音してもいい?

無断での録音はマナー違反です。もし記録したい場合は、必ず「今後のために、録音させていただいてもよろしいでしょうか?」と事前に許可を取りましょう。許可が得られない場合は、メモを取るに留めてください。

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