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神山 幸宏
元カラオケ店店長
9年間、カラオケ店の店長として、12時間勤務・月6日休みという環境で働いていました。やりがいはありましたが、心の中では「この働き方、いつまで続けられるんだろう?」と、常に不安がよぎっていました。

きっかけは、同僚の転職でした。「店長以外の道なんてない」と思い込んでいた私にとって、それは衝撃的な出来事でした。

不安だらけで登録した転職エージェントで、私は目から鱗が落ちる経験をします。面談で「あなたのクレーム対応経験は、立派な『交渉力』ですよ」と言われたのです。

それまで「雑用」だと思っていた数々の経験が、実は市場で通用する「スキル」なのだと確信した瞬間、私の転職活動は大きく変わりました。

現在は、食品スーパーの本社で運営サポートとして働き、土日休みの穏やかな毎日を送っています。

特別な才能があったわけではありません。ただ、店長経験という“宝の山”の価値に気づけただけです。

このブログでは、かつての私と同じように悩むあなたが、自信を持って次のステップへ進めるよう、私の全ての経験を共有します。一緒に、新しい働き方を見つけましょう。

30代・初めての転職。店長が「キャリアチェンジ」を成功させる全ステップ|“20代との違い”と年収のリアル

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30代店長、「もう若くない」と諦めていませんか?

「気づけばもう30代半ば。今さら他の仕事なんて…」 「20代なら未経験でも雇ってもらえたかもしれないけど…」 「飲食店の店長経験なんて、他で通用するわけがない」

毎日、売上とスタッフ管理に追われる中で、ふとよぎる将来への不安。 12時間勤務、月6日休みという環境で、心身ともにすり減らし、「この働き方をいつまで続けられるんだろう?」と感じているのではないでしょうか。

しかし、いざ「転職」と考えたとき、 『もう30代だから』 『初めての転職だから』 『飲食しか知らないから』 という「3つの壁」が、あなたの行動を鈍らせていませんか?

この記事は、そんな30代・初めての転職に悩む店長・副店長のあなたのために書きました。

この内容は、30代で初めて転職を考える現役店長や副店長向けです。長時間労働と不規則シフトからの脱出を考えているが、年収は大きく落としたくない人を想定しています。

断言します。 30代店長の転職は、決して「手遅れ」ではありません。 むしろ、20代にはない「武器」を、あなたはすでに持っています。 問題は、その「武器」の価値に気づき、正しく「使う」方法を知らないだけなのです。

この記事では、30代店長の転職が20代とどう違うのか、年収のリアルはどうなのか、そして未経験の業界へ「キャリアチェンジ」を成功させるための「全ステップ」を、具体的かつ分かりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 30代店長の転職市場における「リアルな立ち位置」(20代との違い)
  • キャリアチェンジした場合の「年収の現実」(上がる?下がる?)
  • 未経験の壁を突破するための「5つの具体的なステップ」
  • あなたの「店長経験」という武器の磨き方・伝え方
目次

20代と30代の採用は何が違うのか?店長の「強み」を理解する

まず、最大の不安「もう30代だから遅いのでは?」を解消しましょう。 結論から言えば、全く遅くありません。ただし、20代の転職とは「戦い方」が根本的に異なります。

20代採用との「違い」:求められるものの変化

  • 20代(特に第二新卒)の転職: 企業は「ポテンシャル(将来性)」を見て採用します。未経験でも「やる気」と「若さ」があれば、教育コストをかけて育てようと考えます。
  • 30代の転職: 企業は「ポテンシャル」に加え、「これまでの経験(実績)」を重視します。「この人は、ウチの会社に何をもたらしてくれるのか?」という「即戦力性」が問われます。未経験分野への挑戦も可能ですが、「なぜ30代でわざわざ未経験に?」という理由と、「これまでの経験がどう活きるか」の説明が不可欠です。

30代店長ならではの「強み」:20代とは違う「3つの武器」

20代と同じ土俵で戦う必要はありません。30代には別の土俵があり、そこではあなたが持つ経験が強力な「武器」になります。それが、長年の店長経験で培った以下の3つのスキルです。

  1. マネジメント経験(人を動かした経験) あなたはアルバイト・パートを含め、多くのスタッフを採用し、教育し、シフトを管理し、目標達成に向けてチームを動かしてきました。これは、多くの30代オフィスワーカーですら経験していない「人を動かす力」です。
  2. 数値管理能力(数字で考えた経験) あなたは日々、売上、原価(FLコスト)、人件費という「経営数字」と向き合い、利益を最大化するための判断を下してきました。この「PL責任(利益責任)」を持った経験は、極めて市場価値の高いスキルです。
  3. 課題解決能力(現場対応の経験) (※修正:リスク表現の緩和) クレーム対応、スタッフの突然の欠勤、予期せぬトラブル…。あなたは日々発生する問題を、現場で解決してきました。この「現場で即時対応が必要なトラブルを乗り越えた経験」こそ、変化の激しい現代で企業が求める「問題解決能力」そのものです。

結論:遅くない。戦う「土俵」と「武器」が違うだけ

30代店長の転職は、「若さ」で戦うのではなく、この「3つの武器」を磨き上げ、「即戦力」として自分を売り込む戦いになります。 その戦い方を知れば、あなたは自信を持って転職活動を進めることができます。


キャリアチェンジの「現実」:年収は上がる?下がる?

次に、気になる「お金」の話です。 「転職したら、年収は上がるのか? それとも下がるのか?」 これは、あなたのキャリアプランと、選択する業界・職種によって大きく変わります。

飲食業界内での転職 vs 異業種へのキャリアチェンジ

  • 飲食業界内(例:別の飲食チェーンの店長、SV、本部職): これまでの経験が直接活きるため、年収は「維持」または「微増」の可能性が高いです。特にSVや本部職(店舗開発、人事、商品企画など)へのキャリアアップが叶えば、年収500万円以上も現実的になります。ただし、労働環境(長時間労働、土日休みなし)が大きく変わらない可能性もあります。
  • 異業種へのキャリアチェンジ(例:IT、人材、メーカー営業、オフィスワーク): ここが一番気になるところでしょう。「未経験」という扱いになるため、年収は一時的に「下がる」または「維持」となるケースが多いのが現実です。しかし、これは「初期投資」と考えるべきです。

年収が「上がる」パターン

30代店長が異業種にキャリアチェンジして年収を上げるには、あなたの「マネジメント経験」や「数値管理能力」を高く評価してくれる職種を狙うのが王道です。

  • 例1:IT業界の「カスタマーサクセス」マネージャー候補 顧客対応力とチーム管理能力が活かせます。最初はメンバークラス(年収400万円前後)でも、成果次第でマネージャー(年収600万円以上)へ早期に昇進できる可能性があります。
  • 例2:人材業界の「キャリアアドバイザー」リーダー候補 人の話を聞き、導く力(面接・育成経験)が活かせます。成果主義の側面もありますが、チームリーダーになれば年収アップが見込めます。
  • 例3:成長企業の「営業マネージャー」候補 売上目標達成へのコミットメント(数値管理能力)とチーム牽引力(マネジメント能力)がそのまま活きます。

年収が「下がる・維持」パターン

一方で、「ワークライフバランス」を最優先する場合(例:土日休み、残業少なめ)、一時的な年収ダウンを受け入れる覚悟も必要かもしれません。

  • 例:事務職、バックオフィス系 店長経験で培った「マルチタスク能力」や「調整力」は活かせますが、専門スキルではないため、未経験スタート(年収300〜350万円程度)となることもあります。ただし、労働時間は大幅に改善されるでしょう。

「年収のリアル」を知るには?

結局のところ、「あなたの経験」が「どの業界・職種」で「いくらの価値」になるかは、ケースバイケースです。 その「リアルな相場観」を知る最も確実な方法が、転職エージェントに相談することです。 彼らは、過去の膨大な転職事例データから、「あなたと似た経歴の人が、どの会社に、いくらの年収で転職したか」という生々しい情報を持っています。

ざっくりとした目安は以下の通りです。

  • 飲食内でSVや本部職: 労働時間は重いままの可能性あり / 年収は維持〜微増 / 500万円台も現実的
  • 異業種の営業やCSなど顧客対応系: 労働時間は改善 / 年収は400万円台スタート / 将来的に上がる可能性あり
  • バックオフィス系事務: 労働時間と休日は安定 / 年収は300万円台スタート / 上がり幅はゆっくり

【全ステップ解説】30代店長がキャリアチェンジを成功させる「5つの壁」と突破法

ここからは、30代・初めての転職で店長がぶつかる「5つの壁」と、それを乗り越えるための具体的なステップを解説します。

ステップ1:「自己分析の壁」。突破法は「スキルの棚卸しと“翻訳”」

最初の壁は「自分に何ができるかわからない」という自己分析です。ここで重要なのは、「やりたいこと(憧れ)」ではなく「できること(スキル)」から考えることです。 あなたの「できること」は、先ほど挙げた「3つの武器」(マネジメント経験、数値管理能力、課題解決能力)です。これらの経験を、「ただの現場作業」ではなく、「ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)」として言語化(翻訳)する作業が必要です。 (※具体的な「スキル翻訳」の方法は、こちらの記事「採用担当者の本音:私たちが“元店長”を採用する理由」で詳しく解説しています👇)

ステップ2:「求人探しの壁」。突破法は「“未経験OK”の罠を見抜き、エージェントを活用」

次にぶつかるのが「求人が見つからない」という壁です。転職サイトで「30代 未経験 OK」と検索しても、魅力的な求人は少ないと感じるでしょう。多くは20代向けのポテンシャル採用だからです。 30代店長が狙うべきは、「未経験OK」と書かれていなくても、あなたの「マネジメント経験」や「数値管理能力」を評価してくれる「隠れ求人」です。こうした求人は、企業の採用ページや、転職エージェントが「非公開求人」として持っているケースがほとんどです。 特に、あなたの「スキル翻訳」を理解し、「この経験なら、あの会社のこのポジションが合いますよ」と提案してくれる転職エージェントの存在は不可欠です。

登録しても、その場で応募させられるわけではありません。まずは「今のあなたの市場価値はいくらか」と「どんな職種なら年収を維持できるか」というデータを取るだけでいいのです。

あなたの「武器」を評価する会社を見つけよう

転職サイトだけでは見つからない「隠れ求人」にアクセスし、あなたの「店長経験」の本当の価値を知るには、プロの情報網が必要です。

まずは、情報収集の第一歩として、以下の2社に登録し、どんな選択肢があるのかを把握しましょう。

  1. (業界No.1の求人数)
  • 圧倒的な求人情報から、「あなたの経験」が求められる意外な業界・職種が見つかる可能性があります。まずは選択肢の幅を知ることが重要です。
  1. (キャリア相談に強み)
  • あなたの経験を丁寧にヒアリングし、「どんなキャリアパスが描けるか」を一緒に考えてくれます。初めての転職で不安が大きい方におすすめです。

ステップ3:「書類選考の壁」。突破法は「“マネジメント実績”を数字(または変化)で語る職務経歴書」

良い求人が見つかっても、書類選考で落ちてしまっては意味がありません。30代の書類選考で、20代と差別化する最大のポイントは「実績」です。 職務経歴書では、「何をやってきたか」だけでなく、「その結果、何が変わったか」を「具体的な数字(または変化)」で示す必要があります。ここで役立つのが「STAR構文」というフレームワークです。

  • S (Situation):状況
    競合出店で売上が前年比80%に低下
  • T (Task):目標
    売上を100%以上に回復させる目標
  • A (Action):行動
    顧客データを分析し、SNSで限定クーポンを配布
  • R (Result):結果
    半年で売上を前年比120%に回復

この「実績」の書き方は、あなた一人で考えるより、エージェントに添削してもらうのが最も効率的です。彼らは「採用担当者に響く書き方」を知り尽くしています。

ステップ4:「面接の壁」。突破法は「“再現性×熱意”で未経験リスクを潰す」こと

書類が通れば、いよいよ面接です。未経験の業界・職種に挑戦する場合、面接官が最も気にするのは以下の3点です。突破法は「再現性×熱意」でこれらの懸念を潰すことです。

  1. なぜ、この業界・職種なのか?(キャリアチェンジの理由) → 「今の仕事が嫌だから」ではなく、「店長経験で培った〇〇(例:課題解決能力)を、御社の〇〇(例:カスタマーサクセス)で活かし、より専門性を高めたい」という前向きな理由を語ります。
  2. 店長経験が、ここでどう活きるのか?(再現性の提示) → ステップ1で翻訳した「ポータブルスキル」(マネジメント、数値管理、課題解決)が、応募先の仕事で「具体的にどう役立つか」を、STAR構文で語った実績を交えながら説明します。
  3. 30代未経験として、キャッチアップできるのか?(覚悟と学習意欲) → 「教えてもらう」姿勢ではなく、「1日でも早く戦力になります」「必要な知識は自主的に学びます」という「覚悟」と「主体性」をアピールします。 面接対策も、エージェントの模擬面接などを活用し、客観的なフィードバックをもらうことが成功の鍵です。

ステップ5:「年収交渉・条件交渉の壁」。突破法は「“相場と優先順位”を先に決めておく」こと

最後の壁が、内定後の条件交渉です。突破法は、感情論ではなく「相場と優先順位」を事前に決めておくことです。

重要なのは、ステップ2でエージェントから得た「あなたの市場価値(=相場観)」に基づき、「現実的な落としどころ」を探ることです。

  • あなたのスキルセットなら、この業界・職種では年収〇〇万円が相場。
  • 絶対に譲れない条件は「年収400万円以上」と「土日休み」。
  • その代わり、「役職」や「福利厚生」は妥協できる。 この「相場観」と「優先順位」を明確にしておくことで、企業側も納得しやすい「根拠のある交渉」が可能になります。年収交渉は、個人で行うよりエージェントに代行してもらう方がスムーズに進むことが多いです。

よくある質問(FAQ)

異業種に行く自信がない。まずは同業種(飲食の本部など)を目指すべき?

それも有力な選択肢です。SVや本部職は、あなたの店長経験が最も直接的に活かせ、キャリアアップと年収アップを実現しやすい道です。ただし、「働き方(労働時間、休日)」が劇的に変わらない可能性もあります。 まずはエージェントに相談し、「同業種」と「異業種」両方の選択肢を比較検討して、あなたの「譲れない条件」に合う方を選ぶのが良いでしょう。

資格(例:販売士、簿記など)は取った方が有利?

資格がないよりはあった方が良いですが、「資格取得」が目的になってはいけません。企業が見ているのは「資格」そのものより、「その資格に関連する実務経験」です。 もし、キャリアチェンジしたい分野で明確に必要な資格(例:IT業界なら基本情報技術者)があるなら別ですが、まずは「あなたの経験の棚卸し」と「スキル翻訳」を優先すべきです。

家族(妻・夫)に反対されたらどうすればいい?

これは非常に重要な問題です。「家族ブロック」は感情論では突破できません。「なぜ反対するのか(不安は何か)」を理解し、「データ」と「計画」で安心させる必要があります。 具体的な説得方法とテンプレは、こちらの記事で詳しく解説しています。


まとめ:30代はキャリアの「転換点」。武器を磨いて、次へ進もう

まとめます。 30代・初めての転職。店長であるあなたは、決して「手遅れ」ではありません。 あなたは、20代にはない「マネジメント経験」「数値管理能力」「課題解決能力」という強力な「武器」を持っています。

必要なのは、その武器の価値を正しく理解(スキル翻訳)し、それを求めている場所(適切な業界・企業)で、適切な方法(実績を数字や変化で語る)で提示することです。

「もう若くない」「飲食しか知らない」という不安は行動することでしか消えません。まずはプロに現状の市場価値を聞き、あなたの武器がどこで通用するのかを確認してほしいです。 今決めなければ、40代で同じ悩みをもう一度繰り返すことになりかねません。

あなたの「30代」を、キャリアの「転換点」に。

転職サイトだけでは見つからない「隠れ求人」にアクセスし、あなたの「店長経験」の本当の価値を知るには、プロの情報網が必要です。

まずは、情報収集の第一歩として、以下の2社に登録し、どんな選択肢があるのかを把握しましょう。

  1. (業界No.1の求人数)
  • 圧倒的な求人情報から、「あなたの経験」が求められる意外な業界・職種が見つかる可能性があります。まずは選択肢の幅を知ることが重要です。
  1. (キャリア相談に強み)
  • あなたの経験を丁寧にヒアリングし、「どんなキャリアパスが描けるか」を一緒に考えてくれます。初めての転職で不安が大きい方におすすめです。
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