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【元】ゾンビ店長
9年間、ゾンビのように12時間労働を続けていました。 考えることをやめ、ただ働くだけの毎日――。かつては、そんなカラオケ店の店長でした。

転機は、同僚がサクッと転職して、普通に土日休みの会社へ行ったこと。 「え、そんな選択肢あるの?」と衝撃を受け、思い切って転職エージェントに登録しました。

最初は不安だらけ。でも、面談で「クレーム対応は交渉力」「シフト管理はリソース最適化」という視点を教わりました。実際に面接でその経験を話すと、面接官が「それは素晴らしいスキルですね」と評価してくれ、本当の内定につながったのです。自分の経験は「雑用」ではなく、市場で通用するスキルなのだと確信した瞬間でした。

そして現在――
食品スーパーの本社で「運営サポート」として転職。現場の課題を解決する仕組みづくりや、新人店長向けの教育プログラムの設計を担当しています。

月曜・金曜は在宅勤務、土日祝日は完全休み。 かつての自分が想像もしなかった働き方で、キャリアと人生の選択肢を取り戻しました。今では、かつて苦労した「人材育成」が楽しさに変わり、次のキャリアステップを考えています。

かつての私のように「もうここから抜け出せない」とゾンビのように思考停止しているあなたへ。 ここから、一緒に“人間らしい働き方”を取り戻しましょう。

9割が誤解している志望動機の書き方

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元ゾンビ店長が教える「すごい経歴がなくても面接官に刺さる」3ステップ

はじめに:「立派な動機」なんて、なくてもいい

転職サイトの入力フォーム。「志望動機」の欄を前に、手が止まる――。 痛いほど、その気持ちが分かります。

私もそうでした。「なぜこの会社か?」と聞かれても、本音は「今のゾンビみたいな働き方から、とにかく逃げ出したい」だけ。そんなこと、書けるわけがありません。

でも、ある時気づいたんです。 志望動機は「ゼロから立派な作文を書く」ことじゃない。 企業と自分の「接点を見つけるパズル」なのだと。

この記事では、かつての私のように志望動機が書けずに悩んでいるあなたが、簡単な3つのステップで、あなただけの志望動機を組み立てられるようになる方法をお伝えします。

目次

ステップ1:企業の価値観を“盗む”

まずは、応募する企業のホームページを開いて、企業の「ピース」を探しに行きましょう。難しく考える必要はありません。

企業の「理念・価値観」で共感できる部分

「企業情報」や「社長メッセージ」のページを見てみましょう。「地域社会に貢献する」「お客様の毎日を豊かにする」といった言葉の中に、少しでも「いいな」と思える部分があれば、それが一つ目のピースです。

企業の「事業内容」で貢献できそうな部分

「事業内容」や「サービス」のページを見て、今のあなたにできそうなことを探します。例えば、私の場合「スーパーの運営サポート」という仕事内容を見て、「店長として現場を運営してきた経験が、少しは役に立つかもしれない」と考えました。これが二つ目のピースです。

ステップ2:自分の経験を“武器化”する

次に、あなた自身の中から「ピース」を探します。あなたの経験は、必ず企業の求めるピースと重なります。

店長時代の経験を「強み」に言い換える

これは、このブログの核となる考え方です。例えば、私が「雑用」だと思っていた店舗運営も、見方を変えれば「顧客満足度を向上させるスキル」という立派な武器になります。

その「強み」が、ステップ1で見つけた企業の理念や事業にどう繋がるかを考える

ここがパズルの核心です。 例えば、「お客様第一という理念(企業のピース)」と「顧客満足度を向上させるスキル(自分のピース)」が合わされば、「お客様に寄り添うという貴社の姿勢を、私は〇〇というスキルで実現できます」という、強力なアピールになります。

ステップ3:文章を磨き上げるプロのコツ

ステップ1と2で見つけた材料を元に、文章を組み立てていきましょう。ただ埋めるだけでなく、採用担当者の視点を意識した、ちょっとしたコツで文章は劇的に変わります。

【志望動機テンプレート】
私が貴社を志望する理由は、(ステップ1で見つけた企業の理念・価値観) という点に深く共感したからです。 私は前職で、(ステップ2で見つけた自分の強み) を培ってきました。 この強みを活かし、貴社の (ステップ1で見つけた企業の事業内容) という領域で貢献したいと考えております。

【記入例:元ゾンビ店長の場合】

私が貴社を志望する理由は、「お客様の食生活を豊かにする」という理念に深く共感したからです。私はカラオケ店長として9年間、お客様アンケートを分析・改善し、顧客満足度でエリア1位を達成した経験があります。この「お客様の声を形にする力」を活かし、貴社の「運営サポート」として現場の店長たちを支え、全社の顧客満足度向上に貢献したいと考えております。

【プロの文章術】

  • 接続詞を減らす:
    「そして」「また」などを減らし、短い文で繋ぐと、熱意やテンポが生まれます。
  • 一文を50字以内に:
    Webでも書類でも、短い文章は読みやすいです。一文が長くなりがちな人は、意識して句点を打ってみましょう。

【実用ワンポイント】
文字数は200〜300字が理想です。また、履歴書にはこの文字数で書き、面接ではそれを1分程度で話せるように要約しておくと、一貫性が出て説得力が増します。

まとめ:その志望動機は、あなたの「証明」になる

最後に、大切なことをまとめます。

  • ステップ1: 企業の価値観を“盗む”
  • ステップ2: 自分の経験を“武器化”する
  • ステップ3: プロの文章術を意識して、テンプレートに当てはめる

この3ステップで書いた志望動機は、もはや“逃げ”の証拠ではありません。あなたの経験が、市場で通用するスキルであることの何よりの証明です。

今日、求人票を一枚開いて、ステップ1を実践してみてください。それが、あなたのキャリアを取り戻す最初の一歩になります。

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