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神山 幸宏
元カラオケ店店長
9年間、カラオケ店の店長として、12時間勤務・月6日休みという環境で働いていました。やりがいはありましたが、心の中では「この働き方、いつまで続けられるんだろう?」と、常に不安がよぎっていました。

きっかけは、同僚の転職でした。「店長以外の道なんてない」と思い込んでいた私にとって、それは衝撃的な出来事でした。

不安だらけで登録した転職エージェントで、私は目から鱗が落ちる経験をします。面談で「あなたのクレーム対応経験は、立派な『交渉力』ですよ」と言われたのです。

それまで「雑用」だと思っていた数々の経験が、実は市場で通用する「スキル」なのだと確信した瞬間、私の転職活動は大きく変わりました。

現在は、食品スーパーの本社で運営サポートとして働き、土日休みの穏やかな毎日を送っています。

特別な才能があったわけではありません。ただ、店長経験という“宝の山”の価値に気づけただけです。

このブログでは、かつての私と同じように悩むあなたが、自信を持って次のステップへ進めるよう、私の全ての経験を共有します。一緒に、新しい働き方を見つけましょう。

35歳の崖を越える一手|初回面談で非公開求人だけ引き出す質問7選

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「35歳を過ぎると、転職は一気に厳しくなる」

転職を意識したことがある方なら、一度は耳にしたことがある「35歳の崖」という言葉。あなたも今、この言葉に漠然とした焦りや不安を感じていませんか?

一般に、35歳以降は“即戦力採用”の比重が高まるため、戦い方が変わる転換点です。そして、その新しい戦い方をマスターし、「崖」を飛び越えるための最強の武器が「非公開求人」です。

この記事では、あなたが転職エージェントとの最初の面談で、ありふれた求人ではなく、あなたの価値を正当に評価してくれる“優良な非公開求人”だけを引き出すための「魔法の質問」を7つ、具体的な例文付きで伝授します。

目次

  1. 「35歳の崖」の正体とは?
  2. なぜ「非公開求人」が鍵なのか?
  3. 初回面談で非公開求人を引き出す「魔法の質問」7選
  4. リクルートとdoda、どっちで何を聞く?
  5. よくある質問(FAQ)

✅ まずはこの記事の結論から

  • 35歳からの転職は、「ポテンシャル」ではなく「即戦力としての経験」が問われる戦い。その主戦場が非公開求人です。
  • 非公開求人を引き出すには、面談の冒頭であなたが「本気度の高い、優秀な候補者」だと認識させる必要があります。
  • そのための最も効果的な方法が、この記事で紹介する「7つの魔法の質問」を投げかけることです。

で「魔法の質問」を試す(無料)

目次

「35歳の崖」の正体とは?

35歳がキャリアの転換点と言われる理由は、企業側の採用基準が劇的に変化するためです。

  • 〜34歳までの採用:ポテンシャル採用。「未経験でも、素直で伸びしろがあればOK」
  • 35歳〜の採用:即戦力採用。「これまでの経験を活かして、明日から結果を出せるか?」

つまり、35歳を過ぎると、若さやポテンシャルではなく、「あなたは何ができて、会社にどんな利益をもたらせるのか」という、よりシビアで専門的な視点で見られるようになるのです。

なぜ「非公開求人」が崖を越える鍵なのか?

そして、この「即戦力採用」の主戦場こそが、転職エージェントが扱う「非公開求人」です。

非公開求人とは?

  • 理由:募集背景が機微(例:新規事業)/ミスマッチ防止/選考の迅速化のため、一般には公開されない求人。
  • 向く人:求める要件に合致する実績と、その再現性を提示できる経験者。
  • 注意点:応募できる母集団は狭い。担当エージェントの要件理解度と推薦力に依存する側面も。

初回面談で非公開求人を引き出す「魔法の質問」7選

ここからが本題です。初回面談で、担当者に「この人は他の候補者とは違う」と思わせるための、7つの質問をご紹介します。

質問1:本気度を示し、相手の力量を測る質問 (面談冒頭・5分)

「本日は、特に私の『店舗マネジメント経験』を活かせる、年収500万円以上の非公開求人に絞ってお話を伺いたいと考えています。そうした求人の可能性は、現時点でどの程度ありそうでしょうか?」

質問2:自分の経験の「価値」を問い、視野を広げる質問 (面談中盤・15分)

「私が持つ『アルバイトの離職率を〇%改善した人材育成の経験』は、どのような業界や職種の非公開求人で、特に高く評価される傾向にありますか?」

質問3:担当者の「実績」を確認する質問 (面談中盤・20分)

「〇〇様(担当者名)が、過去にご支援された30代後半の方で、私と似たような経歴から、キャリアアップに成功された事例があれば、差し支えない範囲で教えていただけますか?」

質問4:「潜在的な求人」を掘り起こす質問 (面談中盤・30分)

「まだ正式な求人票にはなっていなくても、企業から『良い人がいれば会いたい』という形で、水面下で相談を受けている案件はありますか?」

質問5:エージェントの「独自価値」を問う質問 (面談中盤・35分)

「御社が独占的に扱っている(他社にはない)非公開求人の中で、私の希望に合致するものは、現時点で何件ほどありそうでしょうか?」

質問6:自分の「弱み」を客観的に指摘してもらう質問 (面談終盤・40分)

「私の経歴を見た上で、35歳からのキャリアチェンジにおいて、客観的に見て『弱み』となりうる点、また、それを補うために今からできることがあれば、率直に教えていただけますか?」

質問7:その場で「ベスト3」を挙げさせる最終質問 (面談締め・50分)

「ありがとうございます。今日お話しした内容を踏まえ、もし今この場で、私が最もマッチしそうだと思われる非公開求人を3社だけ挙げるとしたら、どちらになりますか?その理由も簡単にお伺いできますか?」

関連:職務要約の作り方

リクルートとdoda、どっちで何を聞く?

これらの質問は、エージェントの特性に合わせて使い分けると、さらに効果的です。

  • (広さとデータが強み)
    求人数の多さを活かし、質問1, 2, 5を投げかけ、まずは自分の市場価値と可能性の全体像を把握しましょう。
  • (専門性と深掘りが強み)
    異業種への知見を活かし、質問3, 4, 6を投げかけ、より専門的で、自分では思いもよらなかったキャリアパスを探りましょう。

そして、質問7は、両方のエージェントの面談の最後に必ず投げかけ、その回答の質を比較検討するのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

こんなに質問したら、生意気だと思われませんか?

いいえ。むしろ、自分のキャリアに真剣で、転職への本気度が高い「優秀な候補者」だと認識されます。熱意のある候補者には、エージェントも優先的に良い求人を紹介してくれる傾向があります。

担当者がうまく答えられなかったら、どうすればいいですか?

それは、その担当者があなたにとって最適なパートナーではない、という重要なサインです。転職エージェントは複数登録するのが一般的です。相性が合わないと感じたら、別のアドバイザーに変更してもらうか、他のエージェントを主軸に切り替えましょう。

非公開求人だけを狙うべきですか?

いいえ、そんなことはありません。公開求人の中にも優良なものは存在します。ただし、35歳からのキャリアアップ転職においては、重要な求人が非公開に集中する傾向が強いため、そこを狙わない手はない、ということです。

まとめ:受け身の面談から、攻めの面談へ

「35歳の崖」を越えるために本当に必要なのは、新しい経歴ではなく、「戦い方」を変える意識です。

これまでの「とりあえず話を聞いてみる」という受け身の姿勢を捨て、面談の主導権をあなたが握る。転職エージェントとの面談は、あなたが一方的に評価される場ではありません。あなたが、「自分の貴重な時間を投資するに値する、優秀なパートナーか」を冷静に見極める場なのです。

この記事で紹介した7つの質問は、そのための「リトマス試験紙」であり、あなたの本気度を伝え、相手の実力を見抜くための強力な武器です。

  • 受け身の面談 → ありふれた求人をいくつか紹介され、時間だけが過ぎていく。
  • 攻めの面談 → あなたの価値を理解した担当者が、本気で非公開求人を探し始める。

どちらの未来を選ぶかは、あなたの準備次第です。

この記事を閉じたら、まずは7つの質問の中から、あなたが最も重要だと思うものを3つだけ選んで、スマホのメモ帳にコピーしてください。

そのメモが、あなたの「武器」です。 準備ができたら、転職エージェントとの面談を予約し、その武器の効果を試してみましょう。

「とりあえず」の転職活動は、もう終わりにしましょう。あなたの価値を正しく理解し、最短で最高の未来へ導いてくれるパートナーを、あなた自身の手で見つけ出すのです。

今日の小さな準備が、あなたのこれからのキャリアを大きく左右します。

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